個人事業主のホームページは必要? 目的・費用・活用法について解説

こんなお悩みございませんか?

個人事業主

個人事業主にホームページなんか必要?

フリーランス

ホームページをどうやって使えば営業や集客に寄与する?

小規模事業者

個人事業主のホームページ、費用はいくらで作れる?

サイノ山本

スマホで何でも検索する現代で、HP無しの営業は無理ゲーすぎ。HPを活用した集客方法・事例・費用などまるっと解説します!

今回の記事では、個人事業主が知りたいホームページについての全てを解説します。1人1台スマホを持ちあらゆることをそく検索。コロナでなんでもオンラインが当たり前。個人事業主にとってもホームページを持つ必要性・営業ツールとして活用することがより大切になっています。

目次

個人事業主にホームページは必要か? 不要か?

サイノ山本

もちろん、個人事業主にホームページは必要です!

個人事業主にとってホームページは必要です。金無しコネ無し顧客無し、そんな状況を変えるにはホームページを使ってまだ見ぬお客様を獲得する必要があります。

  • 顧客はネット検索で情報収集し、来店前・営業マンに会う前にどの商品・サービスを買うかを決めている(後述)。
  • ホームページを持つことで、自分の事業やサービス情報を伝えることができる。
  • ホームページは営業時間や場所、連絡先などの基本情報を提供し、顧客の信頼を築くのに役立つ。
  • ホームページはSEO対策やコンテンツマーケティングを活用することで、潜在的な顧客を引き付ける。

このように、ホームページは個人事業主にとって重要なビジネスツールであり、競争力を高めるために必要です。

個人事業主がホームページを持つ目的

サイノ山本

個人事業主がホームページを持つ目的は集客・営業するためです。

個人事業主がホームページを持つ目的は集客するため。個人事業主の多くが金なしコネなし顧客なし、それでも夢を叶えお金を稼ぐためにはお客様を獲得する必要があります。

集客のために、個人事業主のホームページでは大きく分けて下記3つのことができます。

  1. 見つけてもらう:
    ホームページがあれば検索で見つけてもらいやすくなります。一人一台スマホを所有する現代、気になることは何でも即検索。当然、商品やサービスを検討するさいは、必ず検索します。個人事業主のホームページがあれば見つけてもらいやすくなります。
  2. 選んでもらう:
    ホームページがあれば「君に決めた!」と選んでもらいやすくなります。現代は、簡単に検索できるので、よりサービス・商品の比較検討をされるようになりました。お客様は、営業マンに会う前・問い合わせ・来店・購入前に、どのサービス・商品にするかをほぼホームページやSNSの口コミなどで決めています。
  3. 末長くお客様になってもらう:
    ホームページやSNS、メールマガジンやlineなどのネットツールを活用すれば、一度顧客になってくれた方と末長くコミュニケーションができます。再来店・再検討など促しやすくなります。

個人事業主のホームページ実態調査データ

サイノ山本

顧客が必ず検索するようになった購買行動の変化と、HPを持つことによる集客力アップのデータがあります。

データ1.顧客は、売り込まれるよりホームページを見て自分で検討したい

顧客は、営業が接点を持つ前に既に決めている

営業マンが接触する前に、ほぼ決めている

2012年にシリウス・ディシジョンが発表した調査データは多くの人に衝撃を与えた。それは、情報収集、比較検討、意思決定といった購買プロセスのうち、前半の67%は営業担当者が接触する前に終わっているというものだった。

出典:THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

情報収集、比較検討、意思決定といった購買プロセスのうち、前半の67%は営業担当者が接触する前に終わっている。

顧客は、営業に売り込まれるより自分で決めたい

売り込まれるより、HPでじっくり比較検討したい

2015年のフォレスターのレポートによると、B2Bバイヤーの75%は営業担当者から買うよりも、ウェブサイトで買うほうが便利だと考えている。

出典:THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

顧客は自分が決めたタイミングで、自分が信じられる情報を能動的に収集し、営業に売り込まれることなく自分で決めたい。

データ2.ホームページを保有している企業は売上が高い

ホームページを持っている企業は売上が1.4倍高い

WEBサイト保有率と売上高の比較

出典:野村総合研究所 インターネットの日本経済への貢献

個人事業主がホームページを保有することで売上が上がります。野村総合研究所の2011年の調査によると、ホームページを保有する企業は、未保有企業に比べて一人当たりの売上生産性が約40%も高いことが分かりました。

HP保有率が高いと明らかに売上が上がる(地方別)

地方別比較

出典:野村総合研究所 インターネットの日本経済への貢献

地方別で見ても明らかにホームページ保有率が高いと売上高も上がります。多い地方と少ない地方ではやはり1.5倍ほどの差が見られます。

  • 大阪府・兵庫県・京都:保有率40 – 45%/売上高3,500万円前後
  • 大分県・福島県・愛媛県:保有率18%前後/売上高2,000万円前後

個人事業主のホームページ活用事例

個人事業主のホームページで自分の物語を発信し、共感・応援を獲得

サイノ山本

共感や応援してもらうために、あなたのストーリーをホームページで発信しましょう。

ホームページを使うことであなたの思いや物語を世界に発信できます。

ザ・ノンフィクションに取材された(池田達也さん)

しょぼい喫茶店

ザ・ノンフィクション19年10月放送「好きなことだけして生きていく 後編~伝説のシェアハウス解散~」で取り上げられた、開業資金を極力抑えて開店した喫茶店「しょぼい喫茶店」の池田達也さん。思いをブログやSNSで発信し話題に、見ず知らずの人から100万円もらいカフェを開業。後にそのストーリーが書籍化されました。

婚活サイトで自分をアピール(山田和輝さん)

山田和輝婚活サイト

ホームページを使って本気で結婚相手を探している山田和輝さん。これだけ熱烈にアピールされると、私も女性であったなら「ちょっとオンラインミーティングくらいしてみようかしら?」と思います。年収800万でリモートワーク、どこでも働ける優良男子です。

地方でがんばる若者(コイケドラムス)

koike drums

東海地方のテレビでよく取材されているコイケドラムスさん。木曽樽の技術を使って作られたドラム。若者が地方でがんばる姿は思わず応援したくなります。

あなたの思いや物語をHPで発信し共感や応援を得ましょう。

人に会わずに集客・営業

サイノ山本

コロナ禍以降、集客・営業などがオンラインに移行しました。ホームページこそ営業活動の中心です。

ホームページを使えば、非対面のビジネスや集客・営業を行えます。

毎日学習会(林直人さん)

毎日学習会

うつでも起業で生きていく」「人間嫌いのマーケティング」の著者 林直人さんの運営するオンライン学習塾「毎日学習会」。自社で運営するWordPressブログで、SEOや動画・広告で集客。ホームページを使った営業方法を極めた方。著者自身やスタッフの方もうつやHSP傾向が強いそう。

プロ歌手のノウハウを発信して検索1位

サイノ山本

SEOでは、E-E-A-Tといってプロフェッショナルや信頼できる人の記事が上位に上がりやすくなっています。

現在のGoogle検索は、プロの発信した信頼できる情報を優遇します。あなたのサービス・商品について情報発信すれば顧客と接点を持ちやすくなっています。

名古屋のカラオケ教室(Takeshi Vocal Studioさん)

名古屋のカラオケ教室Takeshi Vocal Studioさんは、歌手活動40年以上のベテラン。ブルーコメッツのボーカルとしても活動中。「カラオケ教室 シニア」や「カラオケ教室 名古屋」などで検索上位に。現在のGoogle検索は、プロの発信した信頼できる情報を検索上位に表示します。あなたもホームページでプロのノウハウを発信しSEOで上位になりましょう。

起業前からホームページで集客して顧客獲得

サイノ山本

起業前からホームページで集客することで起業時のスタートダッシュを加速できます。

起業前からホームページを運用することでSEOを強化、事前に見込み客を獲得することで起業のスタートダッシュに勢いをつけられます。

コンサルブログ(カスヤ技術士事務所さん)

カスヤ技術士事務所さんは、起業前のサラリーマン時代から、ワードプレスを使ったブログを開設。ブログで情報発信してseoを強化しつつ、無料資料やメルマガ登録、定期セミナーなどホームページと連動した集客施策を実施し、見込み客を獲得。準備万端で起業しました。

複数ある起業アイデアを、ホームページを使って需要をテスト

サイノ山本

思いつきのビジネスアイデアを一か八かで実行する前に、ホームページを使ってテスト・マーケティングしましょう。

ホームページを作るとアクセス解析で閲覧状況を見える化できます。それを利用することで需要の検証もできます。

ベトナム語翻訳・通訳(VJコネクトさん)

VJコネクトさんは、起業時はいくつもアイデアがあり、どのビジネスで起業するか悩んでいました。そこで、自分で自由に更新できるブログ型ホームページを開設。やりたいサービスを思いつく限り公開。その後、アクセス解析や問い合わせ状況を見ながら、どのサービスに需要があるかを検証。その結果、ベトナム語の翻訳・通訳に絞ることに決定。現在では、ブログ型からサイト型に改修し、ベトナム語の通訳翻訳サービスを運営しています。

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個人事業主にホームページが必要な理由・メリット

理由1.見込み客は、買う・会う前にネットで検索し、決めている

サイノ山本

怪しい営業マンにしつこく売り込みされるより、ホームページをじっくり見て自分自身でじっくり比較検討したいですよね。

顧客は、商品を購入する前・店頭に行く前に、インターネットで情報収集し、購入を決定する。Googleが行った調査によると以下の3つのデータが明らかになりました。

  • 80%以上が購入前の”インターネットで調べる”段階で購入を決めたと回答
  • アメリカ人の70%が製品の購入前にインターネット上で口コミをチェック
  • 消費者の79%が買い物をするときにスマートフォンを利用

Googleは「顧客が商品を購入する際に、店頭に行く前にインターネットで情報収集し、購入を決定する」という購買行動を、ZMOT理論として提唱。ZMOTとは、Zero Moment of Truthの略です。

つまり、インターネット空間だけで勝敗は決まっています。「ホームページが無い」「検索してもヒットしない」ということは、買ってもらえないだけでなく、比較検討すらされないことになります。

理由2.顧客は必ずあなたの名前・屋号で検索する

サイノ山本

顧客はあなたの名前や屋号で事前に検索します。気になったら何でも即検索。コンビニバイトの可愛いあの子の名前を検索しSNSを特定する時代なんです。

顧客は、あなたの名前や企業名・屋号を必ず検索します。上で説明しているように他社・他店と比較検討します。

「この人、ホームページもないのか…」「名刺に書いてあるメールがyahooメールって…、ヤバッ」「この人に依頼して大丈夫かな? 不安になってきたよ…」とならず、顧客が安心してあなたを選べるように、ホームページの情報を充実させましょう。

理由3.ポータルサイトやクラウドサービスに依存する集客方法からの脱却

ホームページがあれば、ポータルサイトやクラウドサービスに集客を依存する状況を打破できます。「美容院のポータルサイトや士業のポータルサイトなどに毎月高額な広告費を払っている、2人くらい社員雇えそう…」「クラウドサービスで低単価の仕事をしている、時給100円以下…」「また値下げしてくれって、メルカリでしか物が売れない、トホホ…」。

ポータルサイトやクラウドサービスから脱却し、独自に集客できるようになるとメリットがたくさんあります。

ホームページを持ち、集客依存から脱却しましょう。

  • ポータルサイトに、高額な広告費を毎月支払う必要がない(お布施からの開放)
  • まっとうな単価で仕事を獲得できる(自分を安売りしない)

理由4.あなたのストーリーを伝えて共感・応援してもらえる

個人事業主のホームページを使って、あなたの思いや経歴などを詳しく伝えることで共感されてホームページを拡散してもらえたり、いいねをもらったり、顧客になってもらえます。
思いやストーリーを伝える方法は、ホームページの文字情報だけでなく動画や 写真などSNSを併用することで、より強くわかりやすく訴求できます。

理由5.専門家はSEOが上がりやすいので有利

専門家が発信する情報は検索で上位表示しやすくなります。あなたがプロであったり、ホームページで提供するサービスとブログ内容が一致するならより上位表示されやすくなり、アクセスが増え、顧客を増やしやすくなります。

理由6.顧客ニーズの検証ができる

個人事業主のホームページを使うことで、顧客ニーズを事前にテストできます。思いつきのサービス・商品でいきなり実店舗を作るよりはホームページを使って顧客を探したり、ニーズの検証をすれば成功確率は上がります。

理由7.市場を広げ、新規客を獲得する

個人事業主や中小企業のホームページ保有率はいまだに低く、あまり有効活用されていません。
ホームページを開設し、営業活動に積極的に利用することで商圏を広げて売り上げを拡大することもできます。

理由8.確度の低い見込み客を育成できる

一度告白して振られたあの子に、緩い友達として付き合い続けて再チャレンジするように、ネット上の緩いつながりからアプローチが可能です。
名刺交換した相手やsnsのフォロワーline公式やメルマガなど、いろいろなツールを駆使してより仲良くなり案件化もできます。

理由9.再来訪・再購入・アップセル・クロスセルを促す

メールアドレスやsnsなどで繋がっていれば一度お客様になってくれた人に再度アプローチが可能。アプローチの工夫次第でもう一度購入来店を促せます。

個人事業主がホームページを作成する方法

個人事業主ホームページの作成方法はたくさんあります。が、「金無しコネなしでも集客するぞ! 営業活動にホームページを活用する! 営業DX!」というなら方法は、外注と半分DIYがオススメ! 解説します。

個人事業主がホームページを作成する方法

スクロールできます
方法料金簡単度デザイン集客力特長デメリット
自作(WordPress)約数千 – 1万円 / 年★★★★★★★自分で更新できるブログ。機能を追加してサイト型にしたり、ECや決済機能など追加機能をダウンロードしてパワーアップできることが特長。ワードプレスの自作は難しい。運用も難しい。壊れる、メンテンナンスも必要。完成できず挫折することが多い。
自作(Jimdo無料から★★★★★★★★★★AIビルダー機能で簡単にホームページを作れる。名刺代わりにはなるが、営業や集客には使えない。自作するウェブサイトビルダーの中では一番オススメ。本気で使うなら有料版にしよう。
自作(Google Sites無料★★★パーツを配置するブロックエディター型。名刺代わりにはなるが、営業や集客には使えない。デザインもシンプルすぎて微妙。
自作(Wix¥19,800 / 年★★★★★★★★パワーポイントを操作するように、複雑な設定が可能デザイナーがポートフォリオサイトとして使うのはオススメ。集客・営業に使うのは難しい。初心者であればホームページを公開させることができずほぼ挫折する。
自作(グーペ¥13,200 / 年★★★★★テンプレートに文字と写真を入れ込む、この中で一番簡単に作れる。情報の薄いサイトが完成。デザインもシンプルすぎて微妙。ブログ機能がなく、SEOを強化しづらい。
外注約30万円(5ページ)★★★★★★★★★★★★★ホームページの開設までは丸投げできる。しかし、その後使いこなせず粗大ごみのようなHPを持ち続けるケースが多い。ホームページを公開するまでは丸投げでOKなので楽。しかし、自社で運用するか、業者にコンサル・広告費を支払って運用も代行させる必要あり。HP公開後一切手をつけず、部屋のすみでホコリをかぶるダイエット器具のように粗大ゴミ化するHPが多い。
半分外注・半分DIY¥4,800 – / 年★★★★★★★★★★★★★★サイトやブログのトップページなどの基礎部分や、難しく面倒なメンテナンスを業者に外注し、コンテンツの作成やサイトの育成は自社でやっていく二人三脚スタイル。 低コストでサイトを増築できるので集客強化をしやすく、使いやすい。半分DIYは、PDCAを回しやすい。外注のデメリットを解決できる。広告予算の少ない小さな会社・お店は半分外注・半分DIY方式がオススメ。
  1. ウェブサイトビルダーで自作する
    「うちは連絡先だけ掲載できればいい、名刺代わりのホームページを安く欲しい」という方にオススメ。無料から年間2万円前後までツールはたくさんあります。一番の課題は、自分で作ることは楽しいのですがお客様が見て「大丈夫かしらここに頼んで…?」と独特すぎるデザインがマイナスになりやすいこと。また、安いだけあってSEOやその他の機能が弱く営業ツールとして使えない物が多いです。
  2. WordPressで自作する
    副業アフィリエイトなどで人気のWordPress。プログラムのインストールや設定、壊れた場合の修理などウェブサイトビルダーより難易度高し。その代わりデザインの自由度が高く、追加機能をダウンロードできるなど拡張性が高いです。
  3. 業者に外注する
    この中でもっとも高いだけあって立派なホームページが完成します。しかし、お知らせ情報の追加やサイトの改修など、ちょっとした作業も業者にやらせようとすると時間とお金がかかります。「知事が緊急事態宣言出しやがったから営業時間変更のお知らせをHPに掲載したいのに、金取るって? しかも最短で2日後?」なんてよくあります。またホームページを営業ツールとして活用するには運用が不可欠。ブログを使ったSEOの強化や、入り口ページの改善、無料資料の提供などやることがたくさん。しかし業者に作らせたことで運用ができなくなるケースもあります。
  4. 半分外注・半分DIY
    PDCAを一番効率よく低コストで回せる。サイトの基礎部分をプロが制作、あとはお客様ご自身でサービス説明や料金ページを作っていくスタイル。初期費用が安く、月々のサブスク費で運営できるので財布に優しい。自分で育てる機能が強いのでPDCAを回して成果を出しやすい。

【経験談】私のコンサル経験と小さな会社・お店専門でやってきた所感

サイノ山本

安くて見た目が派手なHPを作り。営業ツールとして使えずに1人も集客できず。起死回生のHPリニューアルで、また料金とデザインだけしか考えない…、失敗の無限ループが多いですね。

自作WordPressやウェブビルダーのケース

サイノ山本

自作は、ハウルの動く城ピカソの絵みたいな独特すぎる(歪)デザインで、お客様を「ここ、大丈夫かしら…?」と不安にさせるHPが多いです。

ウェブビルダーや自作Wordpressは「大丈夫かしらここ?」とお客様を不安にさせるデザインが完成しがち。活用方法も分からないので、「日照りが続いている…雨の神様に大事な娘の命を捧げるのだ!」「全社員でブログを書いて盛り上げよう、まずは近所のラーメン屋、ネトフリ映画の話、え? 自社ビジネスに関係した話? 難しくて書けないよ」と、目標と実施施策がめちゃくちゃなことを一生懸命やって何の成果も出ないことがよくおこります。

業者にホームページ制作を外注したケース

サイノ山本

HPリニューアルに100万円、広告運用に1ヶ月140万円使って1人も集客できなかった事例を知っています。業者に丸投げはよくないですね。

業者に丸投げで完成するので楽。依頼して思考停止していると、「え? お知らせもサイト改修も金取るって?」と、運用ができません。部屋の隅でホコリを被っているダイエット器具のように誰も使わず金だけ食う粗大ゴミになってしまいます。

【オススメ】半分外注・半分DIYのケース

サイノ山本

就活のESや営業マンのパワポ資料だって何度も何度も内容修正しながら改善します。PDCA回しながらHPの内容や営業手法をより良く改善する以外ない。全部外注できるほど予算がないなら自分でPDCAを回すしかない。

個人事業主のホームページを、武器になる営業ツールとして活用することが重要。例えば営業マンが自分で作ったパワーポイント資料や、転職・就活で使ったES・職務経歴書、マッチングアプリのプロフィールページのように、何度も何度も内容変更しながら反応が改善するようにアップデートする必要があります。

自作WordPressやウェブビルダーでは、トンチンカンな施策で消耗してしまい、外注では、コストがないためにPDCAを回せない。

しかし、半分外注半分DIYはPDCAに強い。難しいホームページの基礎部分を業者に制作させ、情報発信やサイトの改善を自分で実施。専門家の簡単なサポートを受けながら、自分たちでPDCAを回せる半分外注・半分DIYがコスパがいい。

  • 例)ベトナム語翻訳・通訳会社:
    思いつく限りの起業アイデアの説明ページを自分で作ってアクセス計測した。サイト改修などを業者と二人三脚で行った。
  • 例)名古屋のカラオケ教室:
    歌唱ノウハウやお知らせを定期的に発信しSEO上位。補助金を使った広告運用やサイト改修なども業者に依頼し、内製と外注をバランスよく実施して成果を出している。

個人事業主がホームページを作成する費用

個人事業主のホームページ制作における費用感をお伝えします。

WordPress(自作)約数千 – 1万円 / 年
Jimdo(自作)無料から
Google Sites(自作)無料
Wix(自作)¥19,800 / 年
グーペ(自作)¥13,200 / 年
業者に外注約30万円(5ページ)
半分外注・半分DIY約1万円 / 月

ホームページを開設するには、データを置く場所
ウェブサイトビルダーだとセットであるサーバーやドメインを自分自身で用意する必要があります。

  • サーバー:データを置く場所
  • ドメイン:xxx.com (http://xxx.com)やyyyy.jp (http://yyyy.jp)のようなURLのことです。
  • サーバー代:約1万円 / 年
  • ドメイン代:約2000円 / 年
  • WordPressテーマ:無料 – 数万円
  • 外注費用
    • 初期費用(制作費):約30万円 – (5ページ)
    • 運用:1万円 – / 月
    • ※サーバーやドメインやメールアドレスの管理もしてくれるケースが多く、月々の運用費に込みになっていることが多い。
  • 半分外注・半分DIY
    • 初期費用(制作費):0円
    • 運用:4800円 – /月

個人事業主のホームページに掲載したいページ・情報

サイノ山本

HPに掲載すべき情報はたくさんあります。基本・集客・任せて安心・お試し要素という観点で分類し解説します。

個人事業主のホームページに掲載したいページや情報を説明します。

基本コンテンツ

基本コンテンツとは、名刺代わりのホームページや会社案内に掲載されているような基本的なコンテンツのことです。

  1. 事業者情報:会社概要、事業者名、住所、電話番号、営業時間、対応エリア etc.
  2. アクセス情報:地図、道順、交通手段ごとのアクセス方法 etc.
  3. 商品・サービス説明:サービス名、サービス概要、対応範囲 etc.
  4. 料金表:商品・サービス料金、訪問・面談回数う、対応期間 etc.
  5. 代表紹介:代表者氏名、プロフィール、写真 etc.
  6. スタッフ紹介:スタッフ氏名、プロフィール、写真 etc.
  7. お問い合わせ:問い合わせフォーム、電話番号、メールアドレス、LINE
  8. プライバシーポリシー

集客系コンテンツ

集客コンテンツとは、検索エンジン経由でアクセスを集めるコンテンツのこと。悩みを解決するためにキーワードを入力して検索します。そのキーワードの答えとなる情報を集客コンテンツに配備しておくことでお客様を獲得できます。

  1. ノウハウ発信ブログ:見込み客のお悩みキーワードの答えをブログとして書く
  2. ニュースブログ:業界ニュースを専門家として解説。「例:インボイス制度について解説します」

「任せて安心!」コンテンツ

「任せて安心!」系コンテンツは、「任せて安心! 業界No.1!」といった経歴や能力などをアピールするコンテンツです。

  1. 能力の証明:見込み客の悩みや問題を解決する能力があることを訴求:選ばれる理由、資格、経歴、実績
  2. 評価:実際にサービスを受けた生の感想・口コミ。お客様の声、事例
  3. 社会的証明:どういった評価を受けているかを訴求:メディア紹介実績、出版・寄稿実績、推薦の声、所属団体、取得資格
  4. 誠意:真摯に取り組んでいることを訴求:経営理念、社会貢献、代表メッセージ、日々の活動報告
  5. 将来ビジョンの明示:問題解決後のイメージを具体的に抱かせる:サービス完了までの流れ・事例紹介

お試し要素

お試し要素とは、無料資料や無料相談などのお試し要素のこと。「興味はあるけど、いきなり電話や会いにいくのもなぁ…」とモジモジしている人に、気軽にできる比較検討手段を提供します。

  1. 無料資料
  2. お見積り
  3. 動作デモ

個人事業主のホームページはこう使おう

金無しコネなしでも集客したい個人事業主の場合、ホームページを使った集客・営業は不可欠。具体的なポイント・活用例をお伝えします。

ポイント1.ホームページはデザインより、文字情報が重要

サイノ山本

HPデザインは比較検討要素ではない。例えば40代の婚活で顔がイケメンかどうかが重要でしょうか? 「顔どうでもいいから」それより年収・職業・結婚歴や相性の方が重要ですよね? HPもテキストで顧客が知りたい情報を提供することが大事。

顧客は、色や形で判断するのではなく、文字情報や値段や機能やコンセプトなどで判断します。ホームページはアートではなく営業ツール。HPのデザインで思いやサービス内容を伝える事はできません。文字で表現しましょう。

「ホームページを作るぞ!」となると、デザインと料金のことしか考えられなくなります。しかし、顧客目線でHPを見るときHPデザインはほとんど気になりません。顧客にとってHPデザインは割りとどうでもいい要素。見やすいわかりやすいデザインはあれども、HPデザインに催眠・洗脳効果はありません。例えば、履歴書を派手なデザインにすると不思議な力で大企業に内定できるでしょうか? 履歴書のデザインは比較検討要素ではない、学歴や経歴しか見てないですから。

ポイント2.DIYできるホームページでPDCAを回す

外注に丸投げでは運用予算がなくPDCAを回せない。ホームページ運用を内製化できるように、立派なデザインのホームページに高いお金をかけるのではなく、簡単に使えるツールや、運用ノウハウにお金を使いましょう。

ポイント3.社長がリーダーシップを取る

社長自身でホームページのPDCAを回しましょう。社長がリーダーシップを取ってホームページを運用しないと活用できません。

例えば「ホームページは面倒だし、なんか難しそうだから、若い営業マンの山田くんに『お前今日からホームページの担当者な!?』と丸投げ」なんてケースが良くあります。若い営業マンは、ホームページで新規客を獲得したところで、評価され給料が上がるわけでもなく、営業の達成目標が軽減されるわけでもない。メリット皆無、面倒な仕事を押し付けられたとしか考えません。結局、ホームページが運用されることなく、山田くんが退職して終わりなんてことあるあるです。個人事業主であれば社長自身がホームページを使ってまだ見ぬ見込み客を集客する以外ありません。

個人事業主のホームページについてよくある質問

個人事業主にホームページは必要ですか?

個人事業主にとってホームページは必要です。金無しコネ無し顧客無し、そんな状況を変えるにはホームページを使ってまだ見ぬお客様を獲得する必要があります。ホームページは個人事業主にとって重要なビジネスツールであり、競争力を高めるために必要です。

個人事業主がホームページを持つ目的は何ですか?

個人事業主がホームページを持つ目的は集客・営業するためです。あなたのことを知らない見込み客に見つけてもらう、選んでもらう、接点のできた顧客と末永くお客になってもらうことを実現できます。

お客様は、営業マンが接点を持つ前にオンラインで情報収集し、ほぼ決めているって本当ですか?

はい本当です。「営業マンが接触する前に、ほぼ決めている」「売り込まれるより、HPでじっくり比較検討したい」という調査データがあります。

個人事業主のホームページってどうやって使うんですか?

  • 個人事業主のホームページで自分の物語を発信し、共感・応援を獲得
  • 人に会わずに集客・営業
  • プロのノウハウを発信してSEOを強化
  • 起業前からホームページで集客して顧客獲得
  • 複数ある起業アイデアを、ホームページを使って需要をテスト

個人事業主がホームページを作る方法はどんなものがありますか?

  • 自作
    • WordPress
    • Jimdo
    • Google Site
    • Wix
    • グーペ
  • 業者に外注
  • 半分外注・半分DIY

個人事業主がホームページを作成する費用は?

  • WordPress(自作):約数千 – 1万円 / 年
  • Jimdo(自作):無料から
  • Google Sites(自作):無料
  • Wix(自作):¥19,800 / 年
  • グーペ(自作) ¥13,200 / 年
  • 業者に外注:約30万円(5ページ)
  • 半分外注・半分DIY:約1万円 / 月

まとめ

この記事では、個人事業主がホームページを作成するメリットを解説しました。

  • 個人事業主にとってホームページは集客するために必要
  • 顧客は売り込まれる前に検索して比較検討し、すでに決めている
  • 自分のストーリーを発信し共感・応援をもらったり、ノウハウを情報発信することで集客力をあげられる
  • HPを作成する方法は、自作・外注・半分外注半分DIYがある
  • 自社でPDCAを回しやすい半分外注・半分DIY形式がおすすめ

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