「企業ホームページの9割が集客に失敗している」中小企業白書調べ

個人事業主・フリーランスや中小企業経営者の皆さん、ホームページの9割は集客に失敗していることをご存知でしょうか?すでにHPを持っている方は思い出してみてください、HPからの申し込みや引き合い、成約など月に何件あるでしょうか?

「HP業者と何度も打ち合わせを重ね、長い時間を使い。それなりに高いお金を支払って。デザインにこだわり。社長の満足のいくホームページがなんとか完成。でもホームページで集客できていない…」もしかして、あなたもこうなっていないでしょうか?

この記事の対象者

  • まだホームページをもっておらずHP制作を検討中の方
  • ホームページのリニューアルを検討中の方
  • 自社HPを活用して集客を実現したい方

のために、「中小企業白書」「全国中小企業景気動向調査」の信頼できる調査データをもとに「ホームページ集客の現状」をご紹介いたします。

「ホームページを作ったのに全く集客できない」という悲しい結果にならないために安易にHPを作るとどんな結果が待っているのかを知ってください。

中小企業白書『ホームページによって販売客数が大幅に増加したのはたった3.7%』

ホームページの集客状況

上の図は、総務省がまとめた2014年版中小企業白書での「小規模事業者へのホームページ活用状況」調査データです。

ショッキングなことに、ホームページを持っている小規模事業者の3.7%しか「販売客数が大幅に増加した」と回答していません。

「変わらない」「やや減少した」「大幅に減少した」の合計割合は62.1%。「やや増加した」という微妙な回答も含めると96.2%もの企業が残念な結果です。

中小企業も含め個人事業主やフリーランスは「ホームページは作ったけど活用・集客できていない」という方がほとんど。ホームページは集客するための営業ツールとして作ったはずなのに機能していません。

中小企業白書の調査データでは「ホームページによって販売客数が大幅に増加」がたった3.7%…。

全国中小企業景気動向調査『7割が効果なし』

信金中央金庫地域・中小企業研究所が15917社に実施した第164回全国中小企業景気動向調査でもあまり良くない調査結果が発表されています。

集客施策の利用媒体『半数以上がネット系を利用』

集客施策の利用媒体

こちらの図は、集客のためにどの媒体を利用しているかの内訳です。

  • 「自社ホームページ(ブログ含む)」が最も多く33.5ポイント
  • 「インターネット(HP以外)」(SNSやネット広告などのこと)も多く4位の16.9ポイント
  • 「自社ホームページ(ブログ含む)」「インターネット(HP以外)」の合算は50.4ポイント、ネット系の施策が最も実施されている

ネット系の集客施策は合計で50.4ポイント。活用状況が大きい事がわかります。

集客施策の目的『もちろん売上向上が一番!』

集客施策の目的

集客施策の目的については、

  • 「新規顧客の獲得」が44.7ポイント。他の選択肢を引き離した
  • 「既存取引先との取引拡大・深耕」は15.0ポイント。既存客への取引拡大も大きな目的
  • 「新規顧客の獲得」「既存取引先との取引拡大・深耕」の合算は59.7ポイント。ほぼ集客目的

新規・既存問わず「売上向上・取引拡大」を目的にしていることがわかります。しかし…?


集客効果『7割が失敗…』

集客効果

集客効果は、こういった結果です。

  • 「期待以上に実現」はたった1.4%。中小企業白書と同じような状況
  • 「おおむね実現」は25.6%
  • 「どちらともいえず」「あまり実現せず」「実現せず」の合計は73.1%。7割が苦戦

これはホームページやブログ・SNS以外のテレビ・ラジオや新聞などの結果も合算した調査データです。ホームページやウェブ系集客施策に限った調査結果ではありません。しかし、7割近くが集客に苦戦しています。

ホームページだけでなく、あらゆる集客施策で7割が明確に失敗しています。さらに悲惨な結果が明らかになってしまいました。

まとめ『9割はホームページ集客に失敗している』

中小企業白書と全国中小企業景気動向調査の調査データをご紹介いたしました。

実際に、私自身のコンサルティングやご相談などの経験からも9割近い方がホームページで集客できていません。

  • 「ホームページを作ったのに、反響が全くない」
  • 「ホームページを作ったのに、全くアクセスが無い」
  • 「ひどい状況だが、何をしたら良いのかわからない」

という方ばかりです。

  • 中小企業白書「ホームページによって販売客数が大幅に増加したのはたった3.7%」
  • 全国中小企業景気動向調査「7割が効果なし」

という悲しい調査結果を認識してください。安易にホームページを作らず、危機感を持って生き残るための施策を実施するようにしてください。

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