パーソナルトレーニングジムはコロナに強い、ホームページでファクトを発信し利用者を取り戻そう

ざっくり言うと

  1. 見込み客は運動したいのにできない、ダイエット・トレーニングのニーズは高まっている
  2. 2020年春の自粛要請でスポーツジムが槍玉にあげられ悪いイメージが独り歩き、パーソナルトレーニングジムを過剰に敬遠
  3. パーソナルジムは三密回避できている(個室&マンツーマン)、基本的なコロナ対策を徹底すればむしろ安全
  4. 安心・安全をホームページで訴求しませんか?

2020年はコロナショックで大変な状況、スポーツジム業界も大きな打撃を被っています。(RIZAP、赤字27億円 コロナで店舗休業響く―4~6月期

しかし、よく考えてみればパーソナルトレーニングジムでクラスターは発生していないはず。パーソナルジムは個室でマンツーマンなので三密は最初から回避できており、換気やスタッフへの検温、器具の消毒など最低限の事にさえ気をつけていれば安全に利用できます。

「スポーツジムは危険」という世間の漠然とした悪いイメージを払拭し、ホームページやWEBを使って安心・安全を訴求、パーソナルジムを敬遠している見込み客を取り戻しませんか?

見込み客は運動したいのにできない、ダイエット・トレーニングのニーズは高まっている

2019年12月に発生したコロナウィルスの世界的な大流行。人々の間では在宅勤務・リモートワークや外出自粛により運動不足が進んでいます。またスポーツジムでは営業自粛により大打撃をこうむり、スポーツジムで気軽に運動できない雰囲気に。コロナ太り・コロナ鬱にコロナ疲れ。みんな運動して気持ちをリフレッシュしたいですよね。

WHO、世界的な運動不足を懸念

WHO、コロナによる世界的な運動不足を懸念

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響についてお伝えします。ご存じの通り、世界各国では自粛期間中、ジムやフィットネスクラブ、プール、スポーツクラブなどが閉鎖・休館になり、公園やビーチなどの公共スペースへのアクセス制限も起き、人々の身体活動のルーティンに大きな影響が出ました。

出典:Beyond Health WHOのリーダーが語る、深刻な運動不足に世界はどう立ち向かうべきなのか

私の家の近くにある市営スポーツジムは完全予約制になり、本来数十人が利用できる施設内にほとんど人がいない状況になっています(2020年11月現在)。


コロナ禍で見えてきた運動への不安

文部科学省の外局であるスポーツ庁は、コロナ禍による外出自粛等の影響により、次のような生活習慣の変化、身体への影響が報告されていると言います。

コロナ禍の健康二次被害

  1. 1日当たりの歩数が減少
  2. 体重が増加
  3. 休校中に運動不足や生活リズムの乱れ、自宅学習の集中力が続かないこと等の訴え
  4. テレワークによる「肩こり・腰痛」「目の疲れ」等の不調の訴えが増加
  5. 座位時間が長くなることにより、血流の悪化や血栓ができるリスクが上昇  など
出典:スポーツ庁 新型コロナウイルス感染対策 スポーツ・運動の留意点と、運動事例について

4人に1人がコロナ太り

株式会社プラネットが調査したコロナ流行下のダイエットに関する意識調査によると4人に1人がコロナ太りを自覚しています。

4人に1人がコロナ太り

コロナ流行前に比べて、体重が「増えた」と回答した方は26.5%であり、「減った」11.6%の2倍以上の差が出ています。

出典:株式会社プラネット コロナ流行下のダイエットに関する意識調査

20代の男女を除く全世代で体重が増加傾向です。昔のようにジムで運動して、飲み会やカラオケに行きたいもんです。あの日々はもう戻らないのでしょうか?

2020年春の自粛要請でスポーツジムが槍玉にあげられ悪いイメージが独り歩き、パーソナルトレーニングジムを敬遠

2020年初頭にはスポーツジムが起点となりクラスターが発生。それ以来、夜の街、カラオケ、スポーツジムなどは敬遠されるようになっています。

コロナ初期にスポーツジムでクラスターが発生

スポーツジム・スポーツクラブでクラスターが発生し、営業自粛や休業要請につながりました。

スポーツクラブ、愛知で2つの「クラスター」発生

出典:日刊スポーツ

スポーツジムや道場の「クラスター」拡大続く…小学生や中学生の陽性者も 11人に感染判明の岐阜

出典:東海テレビ ニュースone

ナイトクラブ、大学、スポーツジム……小池知事が休業要請施設を発表

出典:THE PAGE

スポーツ施設を忌避するように…

スポーツジムなど行きづらい雰囲気がありますが、それだけでなく会社からも「行かないでくれ」と言われているようです。

消費者がスポーツ施設利用を減らす理由

その理由として、他者との接触や飛沫による感染リスクへの不安に加え、職場などの所属コミュニティが自粛を求めているためとの回答が目立ちました。

出典:観光経済新聞 新型コロナウイルスによる日本の消費者行動変容と企業に求められる対策

私もおそらく何の対策もしていないような市営ジムなんかには絶対に行きたくないです。また会社からも「ジムには行かないで」と言われているんですね。


ジム難民の増加

運動したいけど場所がないジム難民が増えているそうです。

ジム難民の増加

 日本では、新型コロナの感染拡大で多くのフィットネスクラブが休業に追い込まれ、「ジム難民」を生んでいる。経済産業省がまとめた特定サービス産業動態統計調査によると、7月のフィットネスクラブ利用者数は前年同月比31.0%減の1552万7766人にとどまった。5月の同95.4%減、6月の同43.8%減に比べ減少幅が縮小し回復傾向にあるが、新型コロナ感染拡大前の水準にはほど遠い。

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パーソナルジムは三密回避できている(個室でのマンツーマン)、基本的なコロナ対策を徹底すればむしろ安全

一方で、パーソナルトレーニングジムが安全だと気づいた人々がいるようです。

パーソナルトレーニングジム、コロナ禍で落ち込んだ問合せ件数が、5月〜8月で激増

ダイエットコンシェルジュの問合せ件数 5〜8月で激増

しかし6月に入り、問合せ件数は4倍以上にまで増加。1月〜3月の平均問合せ件数と比較しても、ほぼ2倍の変動です。

もともとパーソナルトレーニングジムの問合せ需要は、夏季に増える傾向にあります。それでも2019年同時期で、問合せ件数の増加率は最大約1.6倍でした。

昨年の増加率と比較しても、2020年はパーソナルトレーニング需要が高まっている。それがよく分かります。

出典: DIET CONCIERGE パーソナルトレーニング需要が急増中。コロナ禍でも勢いを伸ばし続ける理由

パーソナルジム比較サイトのダイエットコンシェルジュでは、緊急事態宣言の自粛以後パーソナルジムへの問い合わせが激増したとのこと。パーソナルジムの安全性に気づいた人がいるのかも。


パーソナルトレーニングジムは三密回避・個室・マンツーマン、基本的な対策さえ徹底すればコロナ感染リスクは低い

完全予約の個室トレーニングによる3密回避の「安心感」

まず、パーソナルトレーニングのほとんどは完全予約制です。運動をするときも、自分と担当のパーソナルトレーナーだけ。不特定多数の人々が1か所に集まるわけではないので、新型コロナウイルスの感染リスクを最小限に抑えられます。

出典: DIET CONCIERGE パーソナルトレーニング需要が急増中。コロナ禍でも勢いを伸ばし続ける理由

一般人には、スポーツクラブやジム関連は危険という先入観があります。しかし冷静に考えてみればパーソナルトレーニングジムはとても安全です。

パーソナルジム業界における新型コロナウイルス対策ガイドライン

  • 息苦しさ、強いだるさ、高熱などの症状が有るスタッフは、業務に就かせないこと 
  • トレーニングマシン(パワーラック・ベンチ・ダンベルなど)類は使用後に消毒剤で拭取りを実施すること
  • 施設内の換気を徹底し、定期的に窓を開け、空気清浄機を使用し、施設内の空気を清浄に保つようにすること
  • スタッフやお客様へマスクの着用を積極的に促すこと
  • 三つの密(密閉空間、密集場所、密接場面)を避けることの徹底すること
  • 「体調の思わしくないお客様の施設利用の自粛要請」の部分更新
出典:DIET CONCIERGE パーソナルジム業界における新型コロナウイルス対策ガイドラインを公開しました

パーソナルジム業界向けガイドラインで推奨されている対策も大袈裟なものではありません。おそらくパーソナルジムでのクラスター発生事例もないのではないでしょうか?


とはいえ油断は禁物

男女13人『BBQ』で接触…新たなクラスターに

東海テレビ 男女13人『BBQ』で接触…新たなクラスターに 東海3県で59人が新たに陽性 三重は過去最多25人

とはいえ、屋外で安全と思われているバーベキューでもクラスターは発生しているので油断はできませんが。

ホームページでも「痩せる」ことよりも「パーソナルトレーニングは安全である」「うちは徹底したコロナ対策をしている」を強く訴求する

消費者の悪いイメージを払拭することと、コロナ対策を徹底し安心させる必要があります。それをしっかり情報発信しましょう。

消費者は安心したい

「ウイルス感染の発生を防ぐための対策を講じている」ことが消費者から最も好感を抱かれる

「ウイルス感染の発生を防ぐための対策を講じている」企業に好感を頂くとの回答が最も多く、高品質・低価格といった、それまで重視されてきた付加価値を上回りました。

出典:観光経済新聞 新型コロナウイルスによる日本の消費者行動変容と企業に求められる対策

徹底したコロナ対策のほうがコスパより重要

調査によれば、8割を超える消費者が、感染対策を強化するためには、サービスの品質や利便性の低下、提供スピードの遅延が発生するのもやむを得ないと回答しました。

出典:観光経済新聞 新型コロナウイルスによる日本の消費者行動変容と企業に求められる対策

「安全に運動できる場を提供して欲しい、多少高くとも」「痩せられる事は知ってますよテレビCMみたいな、それよりコロナ対策 」こういったように、消費者ニーズが変化しています。


ホームページの訴求内容「痩せられる」から「コロナ安心・安全」への転換

痩せるよりも安全
HPに書くべきことはコロナ対策の徹底や安全への配慮

だからこそwithコロナ時代のパーソナルトレーニングジムのホームページで一番訴求すべきことはコロナ対策ではないでしょうか?劇的なBefore・After写真や、最新メソッドではなく安心できるコロナ対策を訴求すべきです。


事実、ライザップは検証している何を訴求すれば消費者に刺さるのかを

「ライザップはどういう事をホームページに書いているだろう?」と気になって見てみたらいろいろやっています。

流石ライザップ! HPで一番最初に表示されるのは「コロナ感染防止対策」

ライザップHPで一番最初に表示される「コロナ感染防止対策」の表記(2020年11月16日現在)

見込み客が気にしているのはコロナについて。さすがライザップ、「安心してください! うちのコロナ対策は万全です!」感を一番最初に出してきます。コロナ禍におけるパーソナルジムHPで一番訴求すべきことは「しっかりコロナ対策してますからご安心を!」です。

4パターンほどの訴求内容をランダム表示し、どれが消費者の興味をひくかを検証している

ライザップではトプページでA/Bテスト実施し消費者にどれが刺さるか検証

ライザップのホームページ、今までであればテレビCMでも出している派手なBeforeAfter画像を「どうですかお客さん! あなただってこんなに劇的に痩せられるんですよ!」と一番目立つ位置で出していました。

しかし、2020年10月31日現在は「コロナ対応を徹底しています」という訴求内容が一番目立つ部分に出てくるように変化しているようです。

さらに、ランダムでノーマルからDパターンのどれかのページが表示されるようになっています。どのパターンが良い反応を得られるかを検証しているようです(それぞれ、コロナ対策についての解説量が違う様子)。消費者がどのレベルまで説明すれば安心するのかを検証しているのでしょう。

まとめ

以上、パーソナルトレーニングジムとコロナについてでした。ホームページを使えば、あなたの見込み客が何に興味があるかもアクセス解析やA/Bテストといった手法で見える化できます。

また、私はWordPressのブロックエディターに対応したホームページ制作サービスも提供しています。専門知識不要でご自身で簡単に高品質なページ作成が可能。コロナ対応について詳しく書く事もできます。

もちろん、既存のホームページをカスタマイズしたり「うちはコロナ対応を徹底していますよ!」という縦長ページ(ランディングページ)を作る事もできます。

ぜひ、ご相談ください。


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